白紙のエッセイ

意識高い系エッセイ、にしたい

桃太郎②

 

前回鬼を倒すと宣言した桃太郎。

普通子供がこんなことを言ったら周りの大人や保護者は絶対止めると思います。

しかし、この物語は親ブロックをしないのです。

 

就職活動や恋人を紹介した時など、

「それはやめたほうがいい。」

と、とりあえずイメージでなんとなくやめさせようとする人がいます。

日本の皆さんが知っているこの昔ばなしはそれをしていないのです!

 

しかも、応援してくれています。

お婆さんはきびだんごなんていうマイナーなご当地グルメまで用意してなんならきびだんごを広めてもらって店でも開くか!と桃太郎に便乗します。

これがドラマとかだったらきびだんご屋がスポンサーなんだと思います。

なぜか桃太郎って旗を持ちながら歩いているイメージありません?

茶屋が歩いているみたいです。

 

 

 

 

 

仲間は犬、猿、キジです。

多様性です!ダイバーシティです。

 

 

 

鬼ヶ島へ行きますが、その舟はどうしたのでしょうか?

おともに作らせた?お金を稼いで買った?

それよりも全然良い方法、貰ったのです。

鬼ヶ島へ行って鬼を倒す目的のために必要な船は大きくなくて良いし、ましてや

新しいかっこいいものでなくても良いのです。

信用があって物がもらえるのならばそれより早いことはないし、舟を買うためのお金稼ぎをする、といったことを省略できるのです。さらに船をくれた人は鬼ヶ島まで送ってくれて舟のこぎ方を教えてくれたに違いありません。

 

鬼を倒すと宝物を持って帰りますが、それは独り占めしません。

みんなに配っています。

鬼を倒すだけでみんなには利益があるのに宝物も分けるなんて。というか、村人から鬼が奪い取ったものを返しているだけですが。

 

このように桃太郎を紹介してきましたが、他にも昔から伝わる物語には教訓になる話として伝えてもいいのではないかとユダヤ人に伝わるタルムードの話を読んで思ったので記事にしてみました。

タルムードの話みたいにうまくできませんでしたが、本も読んでみてください。